介護ヘルパーが知っておきたい体に優しい移動技術

仰臥位から端座位【介護ヘルパーが知っておきたい体に優しい移動技術】

仰臥位から端座位 その1

@ 利用者さんに目的と方法を話し、了解と協力を得ます。

 

A 利用者さんの左手を腹部に置き、右上腕は体幹より45度程度開きます。
  右前腕はまっすぐに伸ばして手掌を下にして置きましょう。

 

B 介護者の左手で、利用者さんの頸部より肩甲部までを支えます。
  左肘関節をてこにし、利用者さんの上半身を横向きにします。
  そのとき、利用者さんの顔は起きる方向に向けてもらいます。

 

C 介護者は、右足を利用者さんの上腕と同じ角度(45度)方向に置き、
 右手で利用者さんの肘関節の2センチくらい下を押さえ、
 自分の重心を左足から右足に移しながら
 肘関節に利用者さんの重心が来るように起こします。
  このとき、介護者の両足をベッドに対して平行に置いてしまうと、
 利用者さんは肘をてこにしても起き上がることができません。
  介護者に負担がかかってしまうことになります。
  介護者の重心の移動によって、利用者さんが動いてくれますから、
 重心の移動を意識しながら介助することが大切です。

 

D 肘を押さえていた右手をずらし、利用者さんの手甲を押さえます。
  そして、介護者の左足を一歩前に前方に移動することにより、
 利用者さんの上体を起こします。
 (高齢者は、腹筋が弱い人が多いので、
 肘を支えにおきようとする動作になります。)

 

E 利用者さんに腕を組んで肘を持ってもらいます。
  介護者は左手で利用者さんの頸部より肩甲部を支えて、
 右手は膝下から差込み、利用者さんの大腿部を支えます。
  重心を後方にずらし、こま回しのように回転させ、
 ベッドに端座位にします。
  このとき、利用者さんを後傾させると
 ベッドについている臀部の面積が少なくなるので、
 小さな力での方向転換が可能になります。

 

F 肩幅程度に利用者さんの足を開き、
 足底が付くようにベッドの高さを調節しましょう。

仰臥位から端座位 その2

@ 利用者さんに目的と方法を話し、了解と協力を得ます。

 

A 利用者さんを手前に引き寄せます。

 

B 利用者さんの両下肢をベッド端から出るようにします。
  介護者は左腕を利用者さんの頸部から差込み、肩甲部全体を支えます。
  利用者さんの前腕を介護者の右手で支え、上体を起こします。

 

C 利用者さんに肩幅程度に足を開いてもらい、
 足が付くようにベッドの高さを調節し、
 利用者さんの足が床についているかを確認しましょう。


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