介護ヘルパーが知っておきたい体に優しい移動技術

仰臥位より側臥位【介護ヘルパーが知っておきたい体に優しい移動技術】

仰臥位より側臥位

膝が立てられる場合

 

@ 利用者さんに目的と方法を話し、了解と協力を得ます。

 

A 利用者さんに、向いたときに健側の腕が下になるように腕を組んでもらい、
 麻痺側の肘を支えてもらいます。
  できない場合は介助して行います。
 (向く側の腕が低いと、回転しやすくなります。)

 

B 両膝をできるだけ高く立ててもらい、
 移動する方向に顔を向けてもらいます。
 (膝の位置が高いほど、膝を支点に少ない力で回転することができます。
 顔が剥いている方向に身体が向きます。
 目線は、気持ちがその方向に向くことになります。
 言葉かけをして、協力を得ましょう。

 

C 介護者は、てこの原理を応用し、利用者さんの膝と肩に手を添えて、
 膝から先に向けたい方向に倒しながら体を回転させます。
 (てこの原理を応用することによって、少ない力で側臥位にすることができます。
 利用者さんの状態に合わせた速度で行うことで、負担が少なくなります。)

 

D 利用者さんの後ろに回って、左右の腸骨を持ち、
 腰を引いて少し前傾させ、安定させます。
  介護者は、利き足の膝をサイドフレームにつけて、
 そこを支点とし、利用者さんの腰をひきます。
  腰を引くときは、大腿部と同じ方向に引くと、
 頭が動かず、利用者さんに負担を与えなくて済みます。

 

E 利用者さんの左右の肩を持ち、
 同じように体重が真下にかからないように前傾させて安定させます。
 (130度傾斜すると、上腕全体で支える面ができるので、
 肩関節への負担が軽くなります。)

 

F 利用者さんの上肢を本人の状態に合わせて、支持面を広くとり、
 また、頸部の下の基底面を広くするために枕を斜めに入れます。
 (ベッドと頚部の隙間を枕で埋める感じです。)
  下肢が重ならないように、上になった下肢を前方に下ろし、
 基底面を広く取るようにします。
  広い支持基底面を作ることによって、
 利用者さんの安楽な体位をえることができます。

 

 

膝が立てられない場合

 

@ 利用者さんに目的と方法を話し、了解と協力を得ます。

 

A 利用者さんに、向くほうの腕が下になるように肩を組んでもらいます。
 健側の手で患側の肘を支えてもらい、
 移動する方向に顔を向けてもらいます。
  できない場合は介助しましょう。

 

B 介助者の左手で、利用者さんの肩を支え、
 介助者の右手は、利用者さんの手前側の大腿部の下から
 反対側大腿部に差し入れます。

 

C 利用者さんの後ろに回って、左右の腸骨を持ち、
 腰を引いて少し前傾させ、安定させます。
  介護者は、利き足の膝をサイドフレームにつけて、
 そこを支点とし、利用者さんの腰をひきます。
  腰を引くときは、大腿部と同じ方向に引くと、
 頭が動かず、利用者さんに負担を与えなくて済みます。

 

D 利用者さんの左右の肩を持ち、
 同じように体重が真下にかからないように前傾させて安定させます。
 (130度傾斜すると、上腕全体で支える面ができるので、
 肩関節への負担が軽くなります。)

 

E 利用者さんの上肢を本人の状態に合わせて、支持面を広くとり、
 また、頸部の下の基底面を広くするために枕を斜めに入れます。
 (ベッドと頚部の隙間を枕で埋める感じです。)
  下肢が重ならないように、上になった下肢を前方に下ろし、
 基底面を広く取るようにします。
  広い支持基底面を作ることによって、
 利用者さんの安楽な体位をえることができます。

 

F 前方でしか介助できない場合は、
 両手で利用者さんの腰を支持し、回転させて支持面を広げます。
  肩も、両手で肩峰を持ち、支持面が広くなるように動かしましょう。


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