介護ヘルパーが知っておきたい体に優しい移動技術

介護ヘルパーが知っておきたい体に優しい移動技術

介護ヘルパーが知っておきたい体に優しい移動技術

高齢者や障害者の体位交換、移乗、移動のときには、
利用者はもちろん、介護者にとっても安全であることが大切で、
簡単でわかりやすい方法を用いることが大切です。

 

介護者は、利用者の動こうとする意欲に働きかけること、
利用者の持っている能力を十分に活用していくことが必要です。

 

ですから、まず、利用者の心身の状態をアセスメントし、
利用者にあった方法で介護の仕方を選択していくようにします。

 

また、介護技術の基本であるボディメカニクスを活用し、
利用者と介護者の相互に無理のない状態で行うことが大切です。

 

現場では、利用者の個々の状態に
どう対応するのかを判断することが常に求められます。

 

常に、一人ひとり異なる多様性の中で対応している技術が求められるため、
いつも基本技術の観点をどう応対するかを考え、
実施することが重要です。

 

介護技術は、「なぜそうするのか」が理解できていなければ、
何度練習してもその技術を身につけたということはできません。

 

ボディメカニクスの要素は二つありますが、
「なぜそうするのか」を理解することによって、
他の場面、技術への応用が利くようになります。

 

ボディメカニクスの二つの要素とは、
@「面積、距離、重心、速度、てこの原理」と、
A「身体の構造や機能を活用すること、つまり利き手や利き足を
上手に使うこと」です。

 

動作の源となる筋肉の特性を理解し、
関節の可動域や良肢位を保持する知識を持つことが大切です。

利用者と共同作業

介護技術を自立支援に向けた技術にしていくためには、
利用者の移動能力をアセスメントし、
適切な方法を選択することが第一です。

 

利用者の意欲や理解力を見極めながら、
援助動作を説明し、了解してもらい、安心感と協力を得て、
利用者と行う共同作業とすることが必要です。

 

説明をすることで、動作は利用者との協同作業に変わります。

 

タイミングがあって動作がスムーズになり、
お互いの負担も軽くなるでしょう。

 

理に適った技術であっても、介護者独自の視点で行えば、
利用者は思いがけない不安や恐怖を
抱いてしまうことになるかもしれません。

 

また、介護者独自の視点で行えば、
自分で最後まで身体を使って生きていくという気持ちに
なれなくなってしまうこともあるでしょう。

 

確かな技術を利用者との協同作業で遂行することは、
利用者が自立して生きる気持ちを持ち続ける支援になります。

 

利用者の協力を得たいがために、
「イチ、ニの、サーン!」などというように
掛け声をかけて介助している人がいます。

 

ですが、掛け声をかけると、
かえって力づくの介護になってしまったり、
スピードのある介助になってしまう等して、
安全な介助ができなくなる場合もあります。

 

介助は、力づくでやるものではありませんし、
決して介護者優位のものでもありません。

 

あくまでも、利用者の持つ力を最大限に利用することが大切で、
その力を最大限に発揮できるようにサポートすることが介助です。

 
 

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